熱中症
2018年05月18日
まだ5月だというのにここ最近急に蒸し暑くなり、不快指数の高い日が続いていますね。
まだ体が暑さに十分慣れていない今の時期は特に熱中症に注意が必要です。
人間は外気が暑くなると、体の温度調整のために主に下記二つのメカニズムで体の体温調整を行っています。
①抹消血管が開くことにより皮膚に多くの血液が分布し、外気への放熱により体温を下げる。
②たくさん汗をかいて汗が蒸発することで熱が奪われ(気加熱)、体温が低下する。
しかしまだ暑さに慣れていない体では上手に発汗できず、熱中症になりやすくなります。
今の時期は「暑熱順化(暑さになれること)」が大事になってきます。
環境省の出しているマニュアルから引用すると、“暑熱順化は、「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度の運動(ウォーキング など)を継続することで獲得できます。実験的には暑熱順化は運動開始数日後から起こり、2週間程度で完成するといわれています。”と書かれています。体調がいいときに行われてください。
熱中症は重症化すると命にかかわることもある病気です。暑い日が続いて体調を崩される方も多いかと思いますが、体調が悪いときは無理をされず、早めに受診されてください。
環境省に熱中症予防サイトがあるので参考にされてください。
http://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_manual.php